小さい頃から書道一筋の莉子は、必死に頼み込んだ甲斐あって尊敬する常磐流の師範・常磐忠雄に師事する事ができた。しかし指導は息子の秀雄が行うのみで、忠雄は一切口出しをせず、しかも女に飢えていた秀雄は修行と...